スイフトウォーターレスキュー(急流救助資格)
長瀞の河原でピカイチさんがバーベキューをしています。
なぜこの河原にいるかというと、次に目指す資格は急流で人を
救助する資格『スイフトウォーターレスキュー』の初級にあたる
”ファーストレスポンダークラス”
初日は学科講習
2日目は実技講習と試験です。
学科講習では、レスキューの心構え、川の水の力学などをみっちり
勉強します。インターナショナルな資格なだけに専門用語も多いです。
メモをとりながらしっかり講義を聴くピカイチさんです。
・・・・・が、午後の講義は、ちょっと眠そう・・・。
なんとか頑張りましたよ。
で、明日の実技に備えて、急流がどんなものか体験してみます。
大型ゴムボートで急流を下るラフティングに挑戦します。
激しい川の流れに翻弄されるゴムボートで、ピカイチさんもずぶ
濡れです。初の激流を体験して、実技講習に臨むことになります。
さあ、実技講習です。
① 急流での泳ぎ方
ベーシックスイミング(上向きになり両足を上げる)
川の流れに逆らわず、進みます。
アグレッシブスイミング(流れに負けずに泳ぐ)
力で激流を乗り越えます。
② 急流での歩き方
3人一組になって支え合いながら激流を渡ります。
足元の激流に、流されたりもします。
そうなるとロープで救助が必要になります。
先頭が一番水圧を受けますが、ピラミッド型になって
全員で激流を歩きます。ピカイチさんが先頭で頑張ります。
教官曰く、「かなりいいです。受講態度は悪いけど。めちゃめちゃいいです。
ふざけるフリをしながら、よく話を聞いてます。
根が真面目なんでしょうね。」
ピカイチさん、かなり見抜かれておりますよ!
午後はロープを使った救助です。
「スローロープ」と言います。
溺れる役と助ける役に分かれての救助の実技です。
ロープの投げ手のコントロールが問題です。
ピカイチさんは見事なコントロールでちゃんと胸元のとり易い
ところに投げています。
次にピカイチさんが流される役で、ロープを受け取りますが、
激流で1回転してけっこう必死のロープの受け取りになりました。
「鼻に水が入った!」と痛そうなピカイチさんでした。
そして救助の上級技。一度に二人を救助する、という技に挑戦
します。
ロープ投げに自信を持ったピカイチさんが、自ら手を上げました。
一人目にロープを投げ、二人目に投げたところで、あら、ロープを
離してしまいました!
「引き込まれそうになった!自分が大事やもん!」
ピカイチさん、それでいいんでしょうか。
教官に「一度キャッチした被害者は絶対に遺棄してはいけません」
と言われます。
それはそうでしょう。ピカイチさん、頑張らないと!!
で、いよいよ最終学科試験が始まりますよ。
「コレが問題やねんて」と自信のなさそうなピカイチさんです。
制限時間30分、正解率60%で合格ですが、水難救助の方法
から川の水流力学まで出題されます。
できた人から席を立っていきますが、ピカイチさんは悩みっぱなし
です。もう二人しか残っていません。
最後に席を立ちましたよ。どうも自信なさげですが・・・・。
ひとりひとりに認定証が渡されます。
ステッカーもいただきますが、ピカイチさん、しっかり名前を呼ばれ
ましたよ。
インターナショナルな資格なので、ナイル川でもアマゾン川でも救助
ができるそうです。世界に通じる資格ですね。通算18個目の資格です。
これで、「川の怖さがわかり、川の特性を見極めて救助ができる」
そうですよ。
ピカイチさんの分かりやすい説明でした。